写真とコーヒー

彼とは不思議とうまが合う。

目指している写真も生きてきた道も他者との関わり方も全く異なるけれど。

「何話そうかな、、」「でもこの話オチがないしな、、」

普段ならそんな気を使ってばかりだけど、彼といる時は割と何も考える必要がない。

一冊の写真集、お店の張り紙、隣の客の会話。

目についたもの、聞こえてきたこと、思いついたこと。

ふとしたきっかけがあれば幾らでも話が広がる。

そう、普通ならそんな話したところで

「何それ、よくわかんない、いいからディズニーランド行こうよ!」

となるところが(例えが極端w)、真剣な議論が始まる。

東京にはそんな友人がもう一人だけいる。

考えてみれば2人とも沖縄出身。

沖縄県民と道産子は気質が似てるとか?

いや、そんなことないやろう。

いずれにしてもディズニーランドに反応するセンサーを持たない僕らは

このままでは淘汰される遺伝子になってしまうね。と、明け方までそんな話をして静かに眠りについた。



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